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  • 更紗類の裂帖
  • 2016.05.01.Sun

 
次の出店は
5/7(土)8(日)春の鎌倉古美術展 2016 11:00-17:30 (@西御門サローネ )
〈 Kamakura antiques exhbition 〉です。
 

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色々な染めや、少しだけ織物も入った裂帖。

どなたか個人による作です。
 

よく見ると、日本の型染、

ヨーロッパ更紗、インド更紗……

お国のわからない裂まで。

眺める度に楽しめる一冊。

表紙・裏表紙も裂で一杯。
 

裂を外して、ご自身の裂帖として作り替えられても

よろしいかもしれません。
 

こちらも春の鎌倉古美術展 2016 へ持って行きます。

是非実物をご覧にいらしてください。

たて 約21cm
よこ 約30cm
見開き 8頁

※お問い合わせはメールにて承っております。

  • 生け花 五明流 春夏ノ部
  • 2016.04.30.Sat

 
次の出店は
5/7(土)8(日)春の鎌倉古美術展 2016 11:00-17:30 (@西御門サローネ )
〈 Kamakura antiques exhbition 〉です。
 

IMG_20160429_170807 表紙

_20160429_170737 見開き1頁目

_20160429_170458見開き3頁目

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新緑の美しい季節。

こちらの 生け花 五明流伝来の書は、〈春夏ノ部〉とあります。

全頁が墨と、所々に挿し色の入った、手描きによるもので、

どの頁も品があり、大変美しい1冊です。

花、草木、竹などの名前と、

花器の名称が記されている箇所もあります。

1冊の中に、約60種のしつらえが描かれていました。

 
3枚目の写真で、〈村雲御所御蔵〉と読めるため、

これは滋賀県近江八幡市の日蓮宗の寺院、瑞龍寺(ずいりゅうじ)

に蔵書されていたもの、かもしれません。

さらに左横に大きく書かれた名を〈五明齊真悦〉と読もうとしましたが、

少し調べた限りでは、どなたなのかわからず……。
 

ちなみに五明流とは、床の間の生け花として、京都を主流に、

江戸時代に発した花道だそうです。

 
不勉強のため、こういった書物が

よくあるものなのかどうかがわかりませんが、

こうして人の手で作られた、丁寧な存在こそ、

誰かの手元から、また誰かの元へと繋げていきたいと、

改めて感じました。
 

最良の出会いがあることを信じて、

こちらも春の鎌倉古美術展 2016 へ持って行きます。

是非実物をご覧にいらしてください。

たて 約24cm
よこ 約16.5cm

● sold  

  • 麦藁手猪口
  • 2016.04.29.Fri

 
次の出店は
5/7(土)8(日)春の鎌倉古美術展 2016 11:00-17:30 (@西御門サローネ )
〈 Kamakura antiques exhbition 〉です。
 

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気持ちの良い快晴から始まった大型連休。

今日は焼き物のご紹介です。

 
瀬戸麦藁手猪口。

形が良く、色も愉しく、線の筆跡や、

手に触れたときの質感が、何ともいえません。

 
焼き物はよくわからないながらも、惹かれて手に取るものは瀬戸が多いです。

柔らかいような、温かいような、

形が格好良かったり、とにかく好きなのでしょう。

 
今までも、どうにも売りたくないものを旅立たせて参りましたが、

こちらも心底そう思っています。

 
さらに安っぽいことを申し上げますが、

今より当然無知な、学生の頃でしょうか、

なんとなく、骨董=白洲正子=麦藁手のイメージでした。

(ふと見たら、白洲正子著「器つれづれ」の表紙が、呉須と鉄の麦藁手でした。だからか……)
 

こちらも春の鎌倉古美術展 2016 へ持って行きます。

ご売約● sold  

江戸中期~幕末
口径 約8cm
底径 約4.5cm
高さ 約7cm
※お問い合わせはメールにて承っております。

  • インド更紗
  • 2016.04.28.Thu

 
次の出店は
5/7(土)8(日)春の鎌倉古美術展 2016 11:00-17:30 (@西御門サローネ )
〈 Kamakura antiques exhbition 〉です。
 

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インドネシア古渡に続き、

両面染めのインド更紗。

なかなか厚手の木綿生地の表裏に、

鮮やかな赤を基調として、

華やかな文様が染められています。

 
小さな穴が数ヵ所見られるものの、

状態は大変良いものと思います。

(こちらの写真では質感や色みがお伝えできず、申し訳ありません。)
 

2度程骨董市へ持って行ったため、見覚えがある方も

いらっしゃるかもしれません。

こちらも春の鎌倉古美術展 2016 へ持って行きます。

是非実物をご覧にいらしてください。

18~19世紀
たて 約40cm
よこ 約59cm
● sold  

  • インドネシア古渡更紗
  • 2016.04.25.Mon

 
次の出店は
5/7(土)8(日)春の鎌倉古美術展 2016 11:00-17:30 (@西御門サローネ )
〈 Kamakura antiques exhbition 〉です。
 

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_20160425_181418 裏側

 
昨日の大江戸骨董市、ご来場お買い上げ、誠にありがとうございました。

小雨がなかなか止まぬ数時間もありましたが、

裂や古布を見に来てくださった皆様に、大変心強く助けられました。御礼申し上げます。

 
さて、本日からは春の鎌倉古美術展 2016 向けの品物を掲載して参ります。
 

まずは古渡のインドネシア更紗です。

小さな穴、小さなシミ、数ヵ所小さなヤブレも見られますが、

布のミミからミミまである大判で、状態も良いほうではないかと思います。
 

茜の色彩が、気持ち良い程の心地よさ。

草花の文様が、大変細かく描かれ、

鋸歯文は布の天地(上下)に配置されています。

(写真では色みが再現できず、、申し訳ありません。)
 

是非実物をご覧にいらしてください。

17,18世紀
たて 約240cm
よこ 約110cm
※お問い合わせはメールにて承っております。

  • 襤褸 BORO
  • 2016.04.21.Thu

 
IMG_20160421_133954● sold  

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明日4/22(金)は、八丁堀 書肆逆光さんに、

教草の襤褸や麻を抱えて滞在します。

12~19時までおります。

お時間ありましたら、遊びに来てください。

古書と古物 書肆逆光
東京都中央区八丁堀2-3-3 2F
Tel&Fax 03-6280-3800

 
※お問い合わせお気軽にどうぞ。info@oshiegusa.com

ご来店お買い上げ、誠にありがとうございました。

  • 割れ木地盆
  • 2016.04.21.Thu

 
次の出店は4/24(日) 有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00〈 Tokyo International Forum 〉です。

Oshiegusa will be open at Tokyo International Forum “Oedo Antique Market”, Sunday, 24th April (9:00~16:00)

 
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大きなひびといいますか、

裏からも表からも確認できる程はっきりと、

大きく割れ(反り)が入った木地盆。
 

小さな穴も一ヵ所ありますが、(4枚目の写真右上に僅かな白い点……)

モノを載せても不安定に感じない程度。(あくまで私見)

立ち上がりはほぼ垂直に2.5cmです。

こうして反り割れた状態は、時々あるものなのでしょうか?

材質は不勉強で断言できません。

 

端からではなく、中央に入った割れ目は

絵画的でもあり、何より

木という素材の、力強さを感じます。

あまり言葉を並べるべきではないような、そんな存在感。
 

こんなキズモノは、欲しがる人がいないかもしれない。

私はあまり手離したくありません。

  • 印花布
  • 2016.04.20.Wed

 
次の出店は4/24(日) 有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00〈 Tokyo International Forum 〉です。

Oshiegusa will be open at Tokyo International Forum “Oedo Antique Market”, Sunday, 24th April (9:00~16:00)

 
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中国の印花布。”Inka-fu” from China.

 
文様の型で糊置きした生地を、藍で染め上げる技法のため、

日本の型染め(布団皮など)とも見紛いそうになります。

でもこのおおらかな印象は、大陸のもの。

木綿の手触りも、日本の和綿と全く違います。
 

白く擦れた色落ち、数ヵ所の繕い、

赤茶系のシミ等ございますが、

この爽やかな水色は、

襤褸にも少し飽きたような、

濃い色合いの布団皮では重いような、

そんな気分のお客様に如何でしょう。

近年はアフリカの藍染め布も人気のようですが、

ここにも劣らぬ魅力があるように思います。
 

私見では、仕立て(縫い合わせ)は中国で、

繕いは日本でなされたものと感じています。
 

4幅が丁寧に縫い合わされた状態です。

生地は両面に型が染められています。

 
● sold  

  • 手書と落書の書物
  • 2016.04.15.Fri

 
次の出店は4/17(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00
です。

 
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和綴じの書物、もしくは、ノート……

裏表紙から、深く数頁に渡って、三角形の穴が空けられています。

ドローイングのような書き込みは、

どこまでが誰によるものか。

色々な点に気を惹かれるのですが、本文の整った柔らかな

墨書き文字の筆跡に、心掴まれる一品。

 
このままの状態も勿論面白いですが、

気になる頁を、数頁並べて額装し、楽しんで頂くのも宜しいかと。

残念ながら、状態のわりにはお手頃にできません。

本当に心掴まれた方に是非。

 
時代不明(江戸明治か。)
※次の出店(有楽町大江戸骨董市)に持っていきます。

  • 紙のトレイ
  • 2016.04.01.Fri

 
次の出店は 4/3(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00です。

 
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漆黒に塗られた、紙のトレイ。

おそらく本当は、縁にも、表面にも、

文様がはっきりとあった様子。

表面には、桐紋と菊花紋が描かれていたことが、

実物を手に取るとわかります。

ですので、日本のものです。

 
今週は、染物→型紙→……ときたので、紙モノを載せたくなり掲載。

(本当は、来月の催事用にしようかな、と思っていましたが……。)
 

感覚的にただ惹かれて仕入れたため、

見たままのこのモノ、しかお伝えできません。

紋や意味のある装飾が消えて、絵画のような一品。

透明無色のガラスを置くと、よく似合いました。
 

※次の出店(4/3 有楽町大江戸骨董市)に持っていきます。
● sold  

  • 型紙
  • 2016.03.30.Wed

 
次の出店は 4/3(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00です。

 
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正方形に近い形の型紙。

何に染めるものだったのか、今のところはっきりとは判らず。

絵柄は一枚ずつ異なります。

写真が大まかですみません。

 
古いものでは、長方形の型紙しか見たことがなかったので、

こんな型紙の例がどこかにないかと、詮索中です。
(書籍など、実物以外でも、もしご存知でしたらご教示ください。)
 

時代も不明ですが、紙を見る限りは、なかなか古そうな雰囲気。

よく見ると、どの型にも●がふたつ入っていますが、

これは糊置きする時、絵柄がズレないように、目印の役割をしています。

小紋や中型くらいの型染めにも、よくみるとこうした送り点●を

見つけることができます。
 

染物の資料として、まとめたままの扱いか、

一点ずつとし、朽ちた紙の表情等を楽しんで頂くか……

検討中です。
 

たて 約23cm前後
よこ 約20cm前後
※1枚ずつ大きさも異なります。
※次の出店(4/3 有楽町大江戸骨董市)に持っていきます。

  • 和更紗 長崎
  • 2016.03.28.Mon

 
次の出店は 4/3(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00です。

 
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しわのある状態で失敬……

日本で染められた裂。

用いている色と、木綿地の手触りや、広巾であることから、

長崎更紗と推定しました。
 

白い木綿地の片面(表)に、

朱や橙に近い色(蘇芳?)で縞を染め、

その上に、黒っぽい色で花草を型染めしています。

そんな組合わせが、珍しくて、面白い文様。
 

このような柄だと、型紙を2枚使い、2度(又は3度)染めている、

ということが判りやすいのですが、

多色の型染め(和更紗)のうち、華やかな花柄などを見るとき、

ついつい、何枚(数種類)もの型紙と、何度もの染めの作業が成されて

ひとつの絵柄を作り上げている、ということを忘れてしまいます。

といっても、そんなことを感じさせない絵柄の完成度こそが、

当時評価され、人の心を惹き付けていたのでしょうけれども。
 

古い時代の裂は、とても手のかけられたものばかり。

現代や昭和のプリント生地とは、

作り方が全くもって違います。

時々、畏敬を感じつつ、途方のなさに馬鹿みたいだと思うことも。

この一枚は、明快で、個性的なところが魅力なのかもしれません。

※現代作家や産地でも、途方もないことをなさっている方々がいらっしゃいます。上記の発言は、その方々への敬意もこめて。
 

江戸後期 幕末頃?
● sold  

  • 小さめ木地盆
  • 2016.03.24.Thu

 
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小ぶりな木地盆。

写真左上の縁に、欠けているところあり。

※実物は茶色ではなく、もっと黒みの強い色です。

 
全体の色が深いのも魅力ですが、

柔らかな縁のたちあがりが、一番の魅力。

部屋にあると、安らぐような存在です。
 

画像にはそんな雰囲気を収められず……

是非実物を見にいらしてください。
 

直径 約22.5cm
● sold  

  • 網 2種
  • 2016.03.23.Wed

 

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網というだけで、詳細がよくわかりません。

編むという行為は、織る行為の元になったものといわれています。

布の織り目に魅了されがちな教草は、

網の繊細な編み目にも、つい見入ってしまうのですが、

微塵の関心もない方には、

値段を言ったら確実に、へぇ?と思われそうなもの。
 

一点目は、下半分が薄い藍色に染まっています。

見ているとうっとりしそうになる色合い。

雰囲気から 化学藍ではなく、天然の藍染だと感じています。

所々、細い糸(紐)の編み目が切れている箇所がありますが、

酷いイタミは見られない 良い状態です。

size たて約45cm

 
二点目は、真ん中あたりを一本の糸(紐)が一周しており、

そこが若干ウエストのようになっています。(上手く表現出来ず。。)

こちらもとても良い状態。

水中で全体を広げ、様子を見てみたいけれど、試しておりません。

size たて約32cm
※実際の色は、いずれも拡大写真のほうに近いです。

  • 型染はぎれ
  • 2016.03.19.Sat

 

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小さなはぎれです。

江戸時代の、木綿に藍で型染めした布。

(繕い1ヵ所あり。)

 
とんでもなく珍しい裂ではありませんが、

細かい細かい型染めを

(手作業でこの文様を描いて彫り、職人技の糊置きと藍染で

柄を鮮明に染め上げたことを想像しながら)、

感心をして眺めています。

 
古物の仕事をするまでは、手仕事の詰まった古い布が欲しくても、

大抵、小さなはぎれしか買えなかったように記憶しています。
 

何から買いたいのか、自分でもよくわからなかったし、

お金もなく(今のほうがないけれど)、

それでもはぎれを眺めては、やっぱり好きだなあと

心底嬉しく思っていた気がします。
 

仕入れでは一度に色々なものを買うので、

様々なものが店頭に並びますが、

買うに値する、愉しい小さなはぎれを、

いつも少しずつ置いておけるよう心がけたいと思います。

(間に合わない時もあります、、その際はどうかご了承下さい。)
 

● sold  

  • 木箱引出し
  • 2016.03.17.Thu

 

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木の引き出し。

へこみや欠け、金具が出ている所などありますが、

数ヵ所の金具にさえ気を付けて頂ければ、

問題ないかと思います。
 

写真ではわかりにくいのですが、

木の肌には結構な味が出ており、

個人的にとても好みの雰囲気です。
 

引き出しもスムーズに出てきます。

傷多数にも関わらず、少なくとも最近の持ち主は、

大切に手入れしたものだろうと、

勝手に思い込んでいます。

 
布のはぎれを仕舞ったり、

カトラリーを入れたり、

見立ての台にも。

 
幅 約14.5cm
奥行き 約30cm
高さ 約8cm

● sold  

  • 遊び黒椀
  • 2016.03.16.Wed

 
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実用には向かなくなった、割れたり欠けたりした漆の椀。

大きさからして、吸い物用の羹椀(あつものまり)のようです。

木地と漆の間に、布目は見当たりません。

気軽(気楽)に作られたものなのでしょうか。

妙に惹かれるのは、

点々と遊ぶように描かれた色漆のせいか、

欠けた姿がどこの何とも違うからか、よくわかりません。
 

きちんとした骨董の世界を知る方や、

長年古物の世界にいらっしゃる方は、

最近の若い人の感覚、よくわからない。

とおっしゃることも。

確かに、よくあるもの(あったもの)を特別そうに扱う様や、

ただ状態の悪いものを、味があるとか、資料になると思い込んでいる様は、

無知にも滑稽にも、可哀想にも見えるのかなと思います。

何より、そんなものが売れるのか?という疑問が一番大きいかもしれません。

 
言うまでもなく、教草の周囲に怖い先輩はいらっしゃいません。

新米者は、ただモノを通して試していく他なく、

周囲には商売が回っているか、心配して声をかけて下さる方ばかり。

けれども本当はそれだけでは意味が無く、

少なくとも、例えばこんなことを書くよりも、

この椀や何かについて正しく調べるほうが大事で、商売にも繋がります。

(どなたか、江戸明治の漆や木工品について、良い本がありましたら御教示ください。)

 
ただのぼろぼろか、それとも。

もしかすると数年数ヵ月(数日?)後に、

何故これをと、独り笑うのかもしれませんし、

こういうのを買って遊ぶのが愉しいと、改めて思うのかもしれません。

そんな可能性も含めて、

無知な私は、愛でる気持ちいっぱいで手に取りましたが、如何に。
 

口径 約11.2cm
高さ 約5cm
● sold  

  • 時代跨ぎ型染め
  • 2016.03.08.Tue

 
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表裏に、異なる型染めがなされた一枚。

片面は、中くらいの花柄文様。花弁や葉の形も丁寧に描かれています。

もう一方は、点々とした細かい地紋に、

小さく蝶や草にも見える、花のような文様を散らしています。
 

幕末や明治頃の型染めは、片面染めであったり、

両面染めであったりはしますが、表裏に全く異なる柄が染められたものを、

私は見たことがありませんでした。
 

この裂は、片面を江戸時代に染め(細かいほう)、

明治に反対側(中くらいの花柄)を染めたものだそうです。
 

江戸に型染めを施した後、

おそらくそのまま、反物の状態で眠っていたのでしょうか。

明治になり、売れ残っていたその木綿布を用いて、

時代に合った新しい柄を染め直したというわけです。
 

この端裂を眺めると、他ですぐには見かけない柄や、

年月を過ごした雰囲気に、ぐんと心を掴まれるのですが、

そういった由来(少し大袈裟)を聞いてこそ、

この布を少し知ることが出来たと思えます。

他にも沢山の話(経緯)を含んでいるのでしょう。

裂や布の魅力、古いものの楽しみは、

こういう所にあるのかもしれません。
 

「時代跨ぎ(またぎ)型染め」としましたが、

古いものはなんでも時代をまたいでいるので、

間抜けな名を題してしまったかもしれません。

しかし思わず、そう呼びたくなる一枚です。
 

● sold  

  • 古染付
  • 2016.03.04.Fri

 
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明末頃の染付磁器。梅の木文様。

民窯で日本向けに焼かれたもの。

こんな薄さと、硝子のような手触りに、私は初めてお目にかかり、

最初何だかわからず、緊張しました。
 

人様に聞いた話では、

なおしはおそらく、江戸の中期後期から明治までに、

施されたものだろうとのこと。

人様には色々聞いたものの、

まだまだ陶磁器のことを自分の口から話すことができません。

もっと色々、正しくわかるようになりたいのですが。

(裂も漆も木も……)
 

古いものは似たものがすぐ見つかることもあれば、

なかなか特徴の同じものに出会えないこともあります。

この人はどうでしょうか。
 

本年の正月、この皿を取り皿にしておせちを食しました。
 
直径 約14.8cm
高さ 約3cm
● sold  

  • 春の色
  • 2016.02.29.Mon

 
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乃木神社へのご来店、誠にありがとうございました。

布のためにわざわざ来てくださるお客様がいることを、大変嬉しく思っています。ありがとうございます。

乃木では、全体の出店数は20軒程と小さめながらも、

大江戸(有楽町)に劣らず、しっかり色々な品物を持っていくよう心がけています。

ゆっくりご覧になりたい場合は、是非乃木へ。
 

次回の出店は 3/5(土)青山 Weekly Antique Marketと、

6(日) 有楽町 大江戸骨董市 です。
 

ご希望の分野(木綿、麻、小さなハギレ、更紗や型染め、着物……など)が

ありましたら、お気軽にご連絡ください。

info@oshiegusa.com

(1~2日前までにご連絡頂けると尚有り難いです。)

どうぞよろしくお願いいたします。

 
写真は外国の縞木綿。所々にシミあり。

淡い色糸は、草木染めの色だろうと予想しています。

緯糸は双糸、江戸~明治に日本へ渡ってきた可能性があります。

しっかりとした密度で織られており、頼もしい手触り。

春の草木を思わせる色合いに、心安らいでいます。

  • 小袖裂
  • 2016.02.25.Thu

 
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裏側

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江戸の小袖裂。

この一枚の端切れに、当時の小袖に用いられていた染織技法を、

幾つか垣間見る事ができます。
 

もともとは真っ白だったはずの、絹の綸子(りんず)地に、

ふっくらした絹糸の刺繍と摺ひっ田、墨を併用して文様を表しています。

技法の組み合わせ方や、そこから生まれる強弱とした表現に、

いわゆる 日本的な美意識と呼ばれるものが活きているのを、

眺めながら ひしひしと感じる一枚です。
 

が、昨今、以前に比べると価格が落ちているようです。

叩き売る位なら、非売品にしたいのですが……

それを実行していたら、麻も型染めも、殆どの品が非売扱いとなり、

あっという間に破綻してしまうのが、悩ましい所です。

(この一枚位なら、きっと堪えられるのですが……)まずは

不当に高くなく、裂にも失礼でない値段を付けて

露店に並べます。

 
裏側にも美しさを感じるのは何故でしょう。

刺繍や染織の参考にもなる一品。

※裏側に一ヶ所当て布が付いています。
 

江戸 おそらく中期頃
幅 約28cm
たて 約23cm

参考:鐘紡コレクション1 小袖一 (昭和62年 毎日新聞社)

  • 白い麻布
  • 2016.02.23.Tue

 
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紅花染めに続いて、こちらも無地の麻布。

いつもご用意している日本の古布ではなく、

中国か韓国で近現代に織られた、おそらく苧麻繊維の、真っ白い麻布です。

薄く軽く、光を透けて通します。

 
糸は手績み(てうみ=人の手先で靱皮繊維を繋げて、糸とすること。)で、

古い布と比べると、稀に織りが荒くなっている所も、少ーしあります。

 
写真はいずれも、水を通していない状態です。

一度軽く洗うだけで少し表情が出るので、

使いながら、自然素材の味を楽しめる品だと思います。

※出店のときは、サンプルとして水を通したものもご用意していきます。

 
幅約39cm
現在庫は10m以上あります。
1メートル単位での販売となります。

  • 紅花染め 麻布
  • 2016.02.19.Fri

 
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大正頃の、紅花染めの麻布。

経緯ともに、手績みの麻糸で織られた生地です。

襦袢をほどいたものなので、

縫い跡の穴や、シミがあります。(水洗いしましたが、落ちなかったところ。)
 

紅花染めの麻襦袢には、

大麻と苧麻の繊維を、経糸と緯糸でそれぞれに使っているものも多く、

この生地に関しても、手触りでは勿論、眼で正確な素材の判別ができません。

が、ルーペで見た私見では、経緯ともに大麻繊維なのかなと思っています。
 

こちらは大正頃のものですが、古来からの草木染めの裂も、

こんなにも色彩を放っていたのかと想像すると、

眩しさが増すようです。

 
幅 約33cm
長さ 約102cm
● sold  

  • 型染 相撲力士
  • 2016.02.18.Thu

 

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変わったもののご紹介です。

相撲力士の名を、文様に散らした江戸期の型染め。

(おそらく、藍の浸し染めによる両面染め。)
 

一部調べてみると、

荒馬、竹破、雲龍、境川、源氏山……は、

嘉永や安政までには、既にあった力士名でした。

手拭いか浴衣地の一部だったかもしれません。
 

相撲も歌舞伎と同じく、

江戸時代には庶民の娯楽となった文化のひとつ。

なかなか渋い この型染めのデザインにも、野暮ったさとは離れた、

粋で気張った雰囲気を感じます。

 
シミや小さな穴、折り山のヤケ、ミミにヤブレもございます。

綿はとても柔らかな風合いで、

染めは薄くなっているところも多々ありますが、色はとても綺麗です。

 
手紡ぎ木綿、江戸(幕末)
幅 約33cm
長さ 約60cm
価格:お問い合わせください

※2/21の有楽町大江戸骨董市に持っていきます● sold  

  • 猪口
  • 2016.02.18.Thu

 
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無地広東形 猪口。

既にご売約済みの品物ですが、

気に入っていたのでご紹介します。

 
先輩方の経験値(知)を拝借しながら、

伊万里だろうという見解に至りましたが、焼成の具合からか、

一般的なものに比べると、色みに特長のある猪口でした。

石のような色、と言ったら笑われてしまいますが、

少し緑がかった色です。

そして、底の分厚い作り。(全体的にも厚い。)
 

形自体はすっとしているのですが、

上部にはゆったりとした歪みがあり、

良い意味で無骨な、おおらかな器だと感じます。

 
この猪口でお茶を頂きましたが、

なんとも安らいだ気分になりました。

 
口径8.5cm 底径4.5cm 高さ6cm
口縁部にホツ3ヶ所。
高台脇に窯キズ1ヶ所。
江戸中期頃

● Sold

  • 香合
  • 2016.02.15.Mon

 

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漆塗りの香合。

朱色の漆の上に、おそらく金箔と、黒漆か何かで、

表情を重ねています。
 

重ねたり、削ったり……という作業の跡が、

油彩画のように見え、好き嫌いこそあれ、

感覚に響きやすそうな所に惹かれました。

 
鮮やかな朱塗りの盆にも、

藍染の木綿や、生成の麻布にも、

とても似合う一品。

 
似た塗りものはないかと本をめくりましたが、見いだせず。

もとの持ち主も、詳細はご存知ありませんでした。
 

時代、詳細不明。
● Sold

  • 対馬麻 2種
  • 2016.02.11.Thu

 
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九州の対馬で織られ、仕事着として使われていた対馬麻。

大麻の糸と、木綿の糸の交織(こうしょく)です。

写真の2枚は、それぞれ仕事着の袖だったところのようです。

 
日本中で衣服や生活道具の一部等に使われていた大麻繊維は、

太古から用いられてきた素材のひとつです。

江戸に入り、木綿の栽培と使用が盛んになった後も、

日本の麻は夏の着物に限らず、蚊帳生地や厚手の反物などとして、

手績みの糸で織られ、戦前まで用いられ続けてきました。

(戦後、栽培を規制されことにより、暮らしの中から姿を消していったそうです。)

 
対馬麻は、素材に用いている大麻繊維の性質の影響により、

使用するにつれて、ふっくらと柔らかくなる生地です。

そうして味の出た状態に、特に惹かれる方が多いように思います。

(勿論、和綿の味もあってこその、この風合いですが。)

 
素材と手仕事の、生き生きとした力。

リネン生地にも似ている、ようで、

大陸の木綿織物にも似ている。

そんな不思議な布です。
 

※写真、非常に分かりにくくて申し訳ありません。
実物を見に、ご来店頂けましたら幸いです。

  • 目跡小皿
  • 2016.02.10.Wed

 

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目跡3ヶ所ずつが残る、小皿2枚。

写真では分かりにくいですが、2枚の色みが少々異なっています。

色が明るいほうの1枚、口縁部にソゲあり。(1.5×0.3~0.6cm程)

元は灯皿だったのかもしれませんが、

お漬物や玉子焼きなど、野菜やちょっとした副菜が映える器です。

 

先日の有楽町で並べたのですが反応が薄く、

以前、民芸の器を少しだけ扱っていた頃のことを、ちょっと思い出しました。

その時確か、真っ黒い釉の小皿が、なかなか動かなかった。

色が暗いお皿だと、食卓が重くなるとご心配の方が多いのでしょうか……?

 
結構格好良いというか、引き締めてくれると思います。

私にとっては重宝する、地味なのに個性のある器です。(数回使用しました。)

産地不明で名声もありませんが、

キレイで均一なものより、歪みや個性を楽しみたい方に。

まずは和食の食卓で如何でしょう。

 
大きさ 約10cm×2.5cm。2枚組。

● Sold

  • 雑器
  • 2016.02.03.Wed

 

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明治頃の日本の雑器。

李朝を模して作ったのでしょうか。

グレーがかった釉の下に、所々ほんのり淡い紅色がのぞいています。

が、そんな肌の色は写真に写せず、ちょっと諦めました。

うっとりするには、実際にご覧頂いてから。

掌におさまる小ささが愛らしく、何度も注いでは口元へと運んでしまう誘惑を秘めています。きっと。

口縁に小さな窯キズ(ホツかもしれません)あり。(約1×2mm程)

口径約6.5cm
底径約2.5cm
高さ約4cm
● Sold

  • 縄文土器
  • 2016.02.01.Mon

 
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縄文土器。残欠。

教草として扱っている品の中で、最も時代が遡るもの。

縄文土器の文様は、植物繊維の縄や、竹や貝殻などを、

転がしたり、押し付けたり、引いたりして付けられたそうです。

 
土の肌や、特に内側(見込み)にくっきりと引かれた線を眺めては、

原始の縄文の時に、

おおらかでありつつも、細やかに線の文様を施すような

繊細な手先や創造性があったことに、想いを馳せてみたり。

口縁に偶然つくられた、指先が引っ掛かけられるようなカーブにも、

魅力を感じています。

 
ふたつと無いもの。

片方の手で、どうにか持っていられる位の大きさ。
 

Earthenware〈ancient japanese pottery〉
Diameter 9cm
Height 5.5cm
Price: please contact