今週末の出店は、21(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00 です。
麻、木綿、型染、更紗……今週は嬉しいことに、
新入荷を沢山お持ちできそうです。
予報によると、少しは気温も上がるでしょうか。
ご来場心よりお待ちしております。
(今回は布づくしになるかもしれません。器や漆など、
在庫で見たいものがありましたらご連絡ください。お持ちします。)
Oshiegusa will be open at Tokyo International Forum Oedo Antique Market,
Sunday, 21th Feb. (9:00~16:00)
In this week, I got lots of new items.
Please come.
大正頃の、紅花染めの麻布。
経緯ともに、手績みの麻糸で織られた生地です。
襦袢をほどいたものなので、
縫い跡の穴や、シミがあります。(水洗いしましたが、落ちなかったところ。)
紅花染めの麻襦袢には、
大麻と苧麻の繊維を、経糸と緯糸でそれぞれに使っているものも多く、
この生地に関しても、手触りでは勿論、眼で正確な素材の判別ができません。
が、ルーペで見た私見では、経緯ともに大麻繊維なのかなと思っています。
こちらは大正頃のものですが、古来からの草木染めの裂も、
こんなにも色彩を放っていたのかと想像すると、
眩しさが増すようです。
幅 約33cm
長さ 約102cm
● sold
変わったもののご紹介です。
相撲力士の名を、文様に散らした江戸期の型染め。
(おそらく、藍の浸し染めによる両面染め。)
一部調べてみると、
荒馬、竹破、雲龍、境川、源氏山……は、
嘉永や安政までには、既にあった力士名でした。
手拭いか浴衣地の一部だったかもしれません。
相撲も歌舞伎と同じく、
江戸時代には庶民の娯楽となった文化のひとつ。
なかなか渋い この型染めのデザインにも、野暮ったさとは離れた、
粋で気張った雰囲気を感じます。
シミや小さな穴、折り山のヤケ、ミミにヤブレもございます。
綿はとても柔らかな風合いで、
染めは薄くなっているところも多々ありますが、色はとても綺麗です。
手紡ぎ木綿、江戸(幕末)
幅 約33cm
長さ 約60cm
価格:お問い合わせください
※2/21の有楽町大江戸骨董市に持っていきます● sold
無地広東形 猪口。
既にご売約済みの品物ですが、
気に入っていたのでご紹介します。
先輩方の経験値(知)を拝借しながら、
伊万里だろうという見解に至りましたが、焼成の具合からか、
一般的なものに比べると、色みに特長のある猪口でした。
石のような色、と言ったら笑われてしまいますが、
少し緑がかった色です。
そして、底の分厚い作り。(全体的にも厚い。)
形自体はすっとしているのですが、
上部にはゆったりとした歪みがあり、
良い意味で無骨な、おおらかな器だと感じます。
この猪口でお茶を頂きましたが、
なんとも安らいだ気分になりました。
口径8.5cm 底径4.5cm 高さ6cm
口縁部にホツ3ヶ所。
高台脇に窯キズ1ヶ所。
江戸中期頃
● Sold
漆塗りの香合。
朱色の漆の上に、おそらく金箔と、黒漆か何かで、
表情を重ねています。
重ねたり、削ったり……という作業の跡が、
油彩画のように見え、好き嫌いこそあれ、
感覚に響きやすそうな所に惹かれました。
鮮やかな朱塗りの盆にも、
藍染の木綿や、生成の麻布にも、
とても似合う一品。
似た塗りものはないかと本をめくりましたが、見いだせず。
もとの持ち主も、詳細はご存知ありませんでした。
時代、詳細不明。
● Sold
青山へのご来店ありがとうございました。
時折強風にあおられそうになるも、明るい陽射しの下で、
布と古物を見ていただき、有りがたい1日となりました。
次回の出店は、21(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00 です。
どうぞよろしくお願いいたします。
Oshiegusa will be open at Tokyo International Forum Oedo Antique Market,
Sunday, 21th Feb. (9:00~16:00)
Please come.
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2/13(土)は 青山 Weekly Antique Marketに出店します。
国連大学広場(ファーマーズマーケット内)にて、10:00~16:00まで。
今週は仕入に行ったせいか、なんだかへろへろになりました……
青山に色々持っていこうと、荷造りをしています。
どうぞ楽しみにいらしてください。
Oshiegusa will be open at Aoyama Weekly Antique Market
Saturday, 13th Feb. (10:00~16:00)
Please come.
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九州の対馬で織られ、仕事着として使われていた対馬麻。
大麻の糸と、木綿の糸の交織(こうしょく)です。
写真の2枚は、それぞれ仕事着の袖だったところのようです。
日本中で衣服や生活道具の一部等に使われていた大麻繊維は、
太古から用いられてきた素材のひとつです。
江戸に入り、木綿の栽培と使用が盛んになった後も、
日本の麻は夏の着物に限らず、蚊帳生地や厚手の反物などとして、
手績みの糸で織られ、戦前まで用いられ続けてきました。
(戦後、栽培を規制されことにより、暮らしの中から姿を消していったそうです。)
対馬麻は、素材に用いている大麻繊維の性質の影響により、
使用するにつれて、ふっくらと柔らかくなる生地です。
そうして味の出た状態に、特に惹かれる方が多いように思います。
(勿論、和綿の味もあってこその、この風合いですが。)
素材と手仕事の、生き生きとした力。
リネン生地にも似ている、ようで、
大陸の木綿織物にも似ている。
そんな不思議な布です。
※写真、非常に分かりにくくて申し訳ありません。
実物を見に、ご来店頂けましたら幸いです。
目跡3ヶ所ずつが残る、小皿2枚。
写真では分かりにくいですが、2枚の色みが少々異なっています。
色が明るいほうの1枚、口縁部にソゲあり。(1.5×0.3~0.6cm程)
元は灯皿だったのかもしれませんが、
お漬物や玉子焼きなど、野菜やちょっとした副菜が映える器です。
先日の有楽町で並べたのですが反応が薄く、
以前、民芸の器を少しだけ扱っていた頃のことを、ちょっと思い出しました。
その時確か、真っ黒い釉の小皿が、なかなか動かなかった。
色が暗いお皿だと、食卓が重くなるとご心配の方が多いのでしょうか……?
結構格好良いというか、引き締めてくれると思います。
私にとっては重宝する、地味なのに個性のある器です。(数回使用しました。)
産地不明で名声もありませんが、
キレイで均一なものより、歪みや個性を楽しみたい方に。
まずは和食の食卓で如何でしょう。
大きさ 約10cm×2.5cm。2枚組。
● Sold
出店追加: 2/13(土) 青山 Weekly Antique Marketに出店します!
昨日の大江戸骨董市へのご来場、お買い上げ、誠にありがとうございました。
初めてお目にかかるお客様が、比較的多かったように思います。
寒い中、指先で布の感触が掴めなくなるものの、
丹念に見てくださり、ありがとうございました。
今週は布の仕入に行ってきます。
次回は今週末13(土)青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00(雨天開催)にてお待ちしております。
よろしくお願いします。
※写真はすごく小さなハギレ。
青山に出す品物は後日お知らせします。
今週末の出店は、7(日)有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00 です。
楽しんで頂けるものを揃えて行けたらと、
頭を使って準備しています。
※白の手績み麻布、何枚かご用意しました。草木染めにもおすすめです。
※対馬麻、袖位の長さの裂、入りました。
しっかり防寒して、是非ご来場ください。
(私は足形のカイロを買いました。)
Oshiegusa will be open at Tokyo International Forum Oedo Antique Market,
Sunday, 7th Feb. (9:00~16:00)
You will enjoy to meet japanese antiques(fabrics ,lacquer, pottery……),
Please come.
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明治頃の日本の雑器。
李朝を模して作ったのでしょうか。
グレーがかった釉の下に、所々ほんのり淡い紅色がのぞいています。
が、そんな肌の色は写真に写せず、ちょっと諦めました。
うっとりするには、実際にご覧頂いてから。
掌におさまる小ささが愛らしく、何度も注いでは口元へと運んでしまう誘惑を秘めています。きっと。
口縁に小さな窯キズ(ホツかもしれません)あり。(約1×2mm程)
口径約6.5cm
底径約2.5cm
高さ約4cm
● Sold
縄文土器。残欠。
教草として扱っている品の中で、最も時代が遡るもの。
縄文土器の文様は、植物繊維の縄や、竹や貝殻などを、
転がしたり、押し付けたり、引いたりして付けられたそうです。
土の肌や、特に内側(見込み)にくっきりと引かれた線を眺めては、
原始の縄文の時に、
おおらかでありつつも、細やかに線の文様を施すような
繊細な手先や創造性があったことに、想いを馳せてみたり。
口縁に偶然つくられた、指先が引っ掛かけられるようなカーブにも、
魅力を感じています。
ふたつと無いもの。
片方の手で、どうにか持っていられる位の大きさ。
Earthenware〈ancient japanese pottery〉
Diameter 9cm
Height 5.5cm
Price: please contact
7(日) 有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00〈 Tokyo International Forum 〉
13(土)青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00(雨天開催)
21(日) 有楽町 大江戸骨董市 9:00-16:00〈 Tokyo International Forum 〉
28(日) 乃木神社骨董蚤の市 9:00-15:00〈 Minato-ku Nogi shirine 〉
出店追加しました。(13土、青山)
どうぞよろしくお願いいたします。
1/24の乃木神社骨董蚤の市は、中止となりました。
24(日)は、 乃木神社骨董蚤の市に出店します。
土曜は時々雪の予報ですが、まさか積もらないでしょう……
今週仕入れた裂いくつかと、いつも通り
鞄に収まる限りの、古布と古物を持っていきます。
どうぞよろしくお願いします。
NOGI Shirine Antique Market was called off, see you in next month !!
Oshiegusa will be open at NOGI Shirine Antique Market,
Sunday, 24th January (around 9:00~15:00).
You will enjoy to meet japanese antiques(fabrics ,lacquer, pottery……),
Please come.
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info@oshiegusa.com
八丁堀にある 書肆逆光さんに、
布をいくつか納品してきました。
写真以外にも、ボロや生成の麻布など。
大きめの布と、小さなハギレを含め、25点程。
※新しい品物は、乃木へ持っていきます。
置いて頂く期間は、ひとまず2/3(水)まで。
その日は近くの神社の節分祭で、お汁粉が振る舞われます。(14~15時頃に。)
店内には逆光さんの仕入れた古布も、いくつかございます。
この機会に是非、古書と古物と古布と甘味を。
古書と古物 書肆逆光 12時〜19時 日曜休
東京都中央区八丁堀2-3-3 2F
※品物に関するお問い合わせは教草までお願いいたします。
info@oshiegusa.com
昨日の有楽町は、久々に冷えました。
防寒していたつもりが、足下が甘かったか……
寒い中のご来場、
お立ち寄り、お買い上げくださいました皆様、
どうもありがとうございました。
今朝の積雪には驚きましたが、
まっ白な明るい街並を目にして、気持ちまで明るくなりました。
(ご通勤の皆様、大変お疲れさまでした。)
そろそろ迎える大寒を過ぎても、暫く寒さは続きそうです。
次の出店は、24(日) 乃木神社骨董蚤の市です。
あたたかくして、是非ご来店ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
連休明けはふとした好奇心から、食べなれないカキを食べ、
体調不良に……
回復させながら、17(日) 有楽町 大江戸骨董市の準備をしています。
いつも準備が間に合わない……等と書いているのですが、
元来 手が遅い上、新入荷の品は
必要に応じて、洗ったり、ほどいたり、埃を取り、
アイロンをかけ……素材や時代や良さにより、
布と裂を分類しています。(いつの間にか混ざってしまうのですが。)
程よく大きな布なら、少しは楽なのですが、
小さな裂を扱いたいのなら、常に手を動かしている習慣が必要なようです。
自分が少しでも手間をかけたモノが、誰かに好かれて旅立っていくのは、
布でもモノでも、嬉しいものです。
……と言ってはみたものの、本当に嬉しいのは、
自分が良いと感じたものを、同じ位に評価し、求めて頂けること。
その裂や布が作られるまでに込められた手間や技が、
評価してくれる誰かの元へと、無事にたどり着くこと。
魅力を素通りされてしまいそうな、分かりにくいものでも、
面白さや事実を教えられながら、程よく引き出せたら、
それはとても楽しいことだと、気持ちだけは目指しています。
(なんて考えたりしているので、手間をいつも後回しにしてしまう。。
早くお目見えさせたい地味な布が、溜まっています。)
さて、本年最初の有楽町。
沢山のお客様に見ていただけるよう、
これは、と思うものを並べます。
売れ易いかは別。
売れるはずのものも沢山並べます。
どうぞよろしくお願いいたします。
連休中の青山マーケットと、骨董ジャンボリーにて
ご来場、お買い上げくださいました皆様、どうもありがとうございました。
室内の骨董市で一日を過ごすのは、はじめてのことでした。
立派な業者さん達に囲まれながら、色々勉強になりました。
※上の写真は、骨董ジャンボリーでお世話になった、おそまつ商店さんの品物。色々な裂をさわれて、楽しかったです。
青山でも無事に年始の行商を終え、お休み中のぼんやりした頭も晴れやかに。
良いものを沢山見つけて、どんどん並べたいです。
次回の出店は、17(日) 有楽町 大江戸骨董市です。
きっと気合いを入れて、お待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日は骨董ジャンボリーの出店業者さん(ころりからりさん)の所で、
お手伝い+出品してきました。
写真はころりからりさんのブース(H-16)です。
教草の品物は、無地や絣の麻着物と、木綿を中心に。(普段、広げて見にくい大きな品物。)
まだまだ色々置いていますので、ご来場の際には、是非ゆっくりお立ち寄り下さい。
※本日がバイヤーズデイ、明日からの土日が通常オープンです。(10:00~17:00)
明日9(土)は久々に 青山マーケットに出店し、
10(日)はジャンボリーに終日在店します。
これから青山の荷造りを完成させます。
何を持っていこうか、さささっと楽しみにまとめます。
今日は沢山の先輩業者さんとご挨拶し、少し背筋が伸びました。
明日もお天気が良い様子。行商初め、頑張ってきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
※写真右奥の紅花染(ピンク色)の麻襦袢は、おかげさまで旅立ちました。
ありがとうございました。
新年最初の出店は9(土)青山 Weekly Antique Market(10:00-16:00)です。
8(金)~10(日)の 骨董ジャンボリーでも麻の着物等を数点出品します。
年越しに絹の風呂敷(私物)をざっくり縫ったので、その後コツコツと
品物の準備ができるか……と思ったのですが、
結局、細かい作業は放棄する幕開けとなりました。
案の定でしたが、反省。
新年の初出店は 青山 Weekly Antique Market (雨天開催)です。
写真に映っている黒茶色の板は、お盆ではなくて、
塗師さんの所にあった板。
歪んだ硝子と、年代不明の万能そうな小皿を合わせました。
殆ど呑めないので、お酒は入れていません。
下に敷いた、細縞の薄手の麻織物は、
重すぎず、明るく浮かれる事もなく、色々合わせ易い布と思っています。
このほか、使えそうなモノたちや、気軽に使える布、
使えないモノと、
昨年から持っているマニアックな布も少々持っていきます。
連休初日の土曜日、青山方面へお出掛けの際には
是非お立ち寄り下さいませ。
それと……
1/8(金)~10(日)に開催される骨董ジャンボリーにて、今回
「ころりからり(=おそまつ商店)」さんのブース(H16)内に、
麻の着物を数点置かせて頂けることになりました。
東京ビックサイトという、広い屋内での開催です。
左2点:紅花染の麻襦袢● 、厚手の大麻布に型染めの仕事着●
右3点:綿麻の江戸あさぎ着物、苧麻の単着物、沖縄の絣 麻着物
まずはこの辺りから、もう少し増やして納品します。
※気になるものがありましたら、7日までにご連絡を。
ご来場の際には、ころりからりさんのブースへ、是非お立ち寄り下さい。
※おそまつ商店さんは、昨年末、六本木に店舗スペースを構えました。
営業予定をご確認の上、是非ご来店ください。
それでは、2016年も何卒宜しくお願い申し上げます。
旧年中も沢山の皆様に、格別のご厚情を賜りました。
おかげさまで、布と古物の商いを続けながら、
新しい年を迎えることができました。
心より御礼申し上げます。
本年も一層豊かな出会いに恵まれるよう、
精一杯努めて参りたいと思っております。
引き続き、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
皆様の新年が、それぞれに豊かなものでありますように。