久々に展覧会を観てきました。
文化学園服飾博物館「時代と生きる 日本伝統染織技術の継承と発展」、
英題 Kimono:Japanese Textiles from Tradition to Technology
(2月14日で終了。。)
型染、友禅、絣、絞り染めなど、日本の代表的染織技術が、
時代と共に変容してきた様を、とても分かりやすく観られる展覧会でした。
作られる行程や、人の手と道具や機械の関わり方が異なれば、
仕上がるものも、全く別々の雰囲気を放ちます。
英題を直訳すると、伝統から科学へ。となるのでしょうか。
途方もなく手のかかる行程を経て、作られた布。
機械でペシャンと作ることの出来る布。
安価なものは、流通するには勝ります。
伝統を受け継いでいくことは、現代にも、いつの時代にも、
計れない困難や孤独があるんだろうと、観終わってから思いました。
技術の発展や効率化を、ただ非難する気持ちはありませんが、
手仕事と真摯に向き合っている作り手のものが、
世の中の、あまり見えにくい所に隠れている、ということは
いつも覚えておきたいです。
そしてやっぱり、本物を知りたいです。
日曜日は有楽町の大江戸骨董市です。
ご期待にはかなわないかもしれませんが、
昔々の、無名の人の手仕事で作られた、表情豊かな布や美しい布、
時の経過を纏った布などをご用意しておきます。
1(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00 ←天候不順のため、中止となりました
7(土) 青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00
15(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
22(日) 乃木神社骨董蚤の市 9:00-夕方 ←仕入のため、13時に早退します
28(土)29(日) ドーの古道具市 その四 11:00-19:00
3月は gallery & shop do 本店で開催される
「ドーの古道具市 その四」へ初めて参加させて頂きます。
店主の方々それぞれの、
とても魅力的な品々が並ぶ古道具市です。
教草では綺麗な布を集めようと、必死に準備中です。
(上の写真にあるような袈裟や打敷は、勿論持っていきません。たぶん。)
CLASKA周辺には、楽しい古道具や、日本の古家具のお店がありますので、
合わせてお立ち寄りなさることをお勧めします。
出店を増やした際にも、こちらへ追記していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
先週末、青山での出店に
お立ち寄り、お買い上げ下さいました皆様、
どうもありがとうございました。
出店のときは、お客様の反応や言葉から、いつも沢山のヒントを頂いています。
先週は、お客様から思いもよらないことを教わり、
裂を扱う楽しみを、改めて感じることができました。
ありがとうございました。
写真の布は最近仕入れた布の一部。
左側から、
(少ししか映っていませんが…)藍色の厚手木綿のたっつけ● Sold
江戸期の打敷(裏は江戸期の越後上布、破れあり)● Sold
写真右は、
継ぎのある麻風呂敷● Sold
綿麻の布地(タテ:紡績綿糸、ヨコ:生成の麻。9m)● Sold
オクソザックリ。
この他にも色々、用意しました。
次回は15日(日) 大江戸骨董市、
翌週は22(日)乃木神社骨董蚤の市に出店します。
どうぞよろしくお願いいたします。
2月7日(土)は、青山ウィークリーアンティークマーケットに出店します。
国連大学広場前にて、10時から16時までの開催です。
お天気にも恵まれそうです。
写真左は、古い着物等だった日本の麻布(大きさは様々、折り目、ヤケあり。)● Sold
右は、インドネシア スマトラの絞り染め(小さめのハギレ、穴あり。)● Sold
下に見える白生地はインドの布(現代)● Sold
この他にも、慌てて最後の準備をしています。。
出店によって、持っていくものを少し変えています。
HPにあったもの、以前見かけたこんなもの、はありますか?など、
お気軽にお問い合わせください。
お早めにご連絡頂けましたらお持ちします。
どうぞよろしくお願いいたします。
織物は経糸と緯糸で出来ています。
経緯に同じ糸を用いることもあれば、
経糸と緯糸で、別の素材の糸を組み合わせること(交織)もあります。
(さらに、色、撚り具合、細さなど、組合せは無限に、、)
私が布に惹かれる理由のひとつは、
そのような最小の単位(糸1本)から形成されている、
繊細で奥深い意識です。
(うまく言えない。。)
2月1日の大江戸骨董市へ、写真の布を持っていきます。
左側から
白:紙と絹の交織、白:麻と絹の交織(もしくは麻と綿?)、
茶:麻の大きな布(10巾もあります)
緑:葛布、生成に白縞:芭蕉布
芭蕉布は茶色の縞もあります。
風呂敷は180cm程の麻布(穴あり)、
昭和の白い綿布も、新しく入れました。
こちらは古い蚊帳についていた和更紗。● Sold
この他にも色々持っていきます。道具も少し。
どうぞよろしくお願いいたします。
青山での出店時に、お客様から教えて頂いた、
キルトフェスティバルへ行ってきました。
開催については存じ上げていたのですが、
不勉強で今まで行ったことがありませんでした。。
最終日にも関わらず、広い会場は沢山の人で賑わっていました。
気になったのは、藍色木綿の濃淡や、型染、ちりめんや絹の古布などを活かして作った、
抽象画のような、日本の古布のキルト群です。
丹念に長い時間をかけ、丁寧に作られた存在は、
静かであったり、楽しげであったりする一方、
物凄いエネルギーが潜んでいるようで、圧倒されました。
古布は、そのまま飾る、仕立てる、繕う、仕舞っておいて時折眺める、
もしくは、創作や研究の資料としてなど、
人それぞれの楽しみや向き合い方があると思います。
何かに作り変えることで、それまでの状態は失われる訳ですが、
力が込められた大作の一部になれた小さな裂は、
これからも長く、大切にしてもらえるに違いありません。
というわけで、
人を魅了する力のある布を、
いつも見つけられるようになりたい、と思う日々のことでした。
1(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
7(土) 青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00
15(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
22(日) 乃木神社骨董蚤の市 9:00-夕方 ←天候不順のため、中止となりました
28(土) 青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00 ←追加しました!
どうぞよろしくお願いいたします。
昨日の大江戸骨董市へお立ち寄り、お買い上げ下さいました皆様、
どうもありがとうございました。
写真は午後の一枚。
24(土)青山ウィークリーアンティークマーケットには、Boroや水色の麻布、ポシャギの類の布をお持ちします。
25(日)乃木神社骨董蚤の市では、久々に道具類、玩具も少し並べます。
よろしくお願いいたします。
染織品で、ほぼ確実に時代が特定できるもの、というのは、
年号が入っている場合や、
その時代特有の技法が使われている場合(江戸の刺繍など)、
年号入りの裂帳や文献にある裂と、全く同じという場合でしょうか。
そして、雰囲気や風合いを頼りに。
(それは、時代あるものを、数多く見ている経験がないと言えません。)
時代がわかるものが、僅かでも手に入るのは嬉しいことです。
古いことが証明出来るからというよりは、
そのひとつから、また様々な目安が図れるからかもしれません。
ちなみに、教草が江戸のものを尊重しているのは、
明治初頭以前までが、日本で染織の手仕事と自然の力が、
全般的に保たれていた、最後の時だからです。
(効率化の始まる前、という意味です。)
写真は縞の布と型染め、木綿と麻の交織生地の着物。
こちら以外にも、18日 大江戸骨董市 では、
江戸の美しいブルーなどを並べる予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
連休中の青山ウィークリーアンティークマーケット、
代々木公園での大江戸骨董市にて、
お立ち寄り、お買い上げ下さりました皆様、
どうもありがとうございました。
(写真は土曜日の青山マーケット)
今月後半は18日(日)大江戸骨董市、25(日)乃木神社骨董蚤の市へ
出店いたします。
初めてお会いすることの出来たお客様、
いつもお立ち寄り下さる皆様に、少しでも多くご満足頂けるよう、
新しく入荷した布を、出来る限り沢山持って参りたいと思っています。
2月以降も、有楽町大江戸骨董市を中心に、
いくつかの会場へ出店していく予定です。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
本年最初の大江戸骨董市は、
冬の陽射しを感じる美しい1日となりました。
お立ち寄り、お買い上げ下さりました皆様、
新年早々より、どうもありがとうございました。
次回の出店は
10(土)青山 Weekly Antique Market です。(10:00-16:00)
日本の古布や、食器を様々に、
世界の布(←今回はハギレのみ、です)も並べます。
なお、12月までは子供の城側で開催しておりましたが、
1月中は表参道側(青山ブックセンター側)へ、アンティークマーケットの場所が移ります。
いらして頂ければ、すぐに分かると思うのですが。どうか見付けて下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
布のはなし〈絹・紬〉 テキストを入れました。
写真の小袖裂は、袖が離されていますが、合わせると一着分あります。
江戸期のものであるのは間違いありませんが、
何故このような形状なのか、これを縫箔と呼んで良いのか、
わからないままでいます。
(全体も詳細もわからない写真で、申し訳ありません。)
1月4日の大江戸骨董市では、こちらの裂を含め、絹を多めに並べます。
旧年中は沢山の皆様より、心温かいご配慮を賜りました。ありがとうございました。
新しい一年、しっかり布を集めていけるよう努めます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
4(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
10(土) 青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00
12(月) 大江戸骨董市 in 代々木公園 8:00-16:00
18(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
24(土) 青山 Weekly Antique Market 10:00-16:00 new!!
25(日) 乃木神社骨董蚤の市 9:00-16:00
どうぞよろしくお願いいたします。
(繕いのある麻布)● Sold
年内の大江戸骨董市in有楽町国際フォーラムが終了しました。
お忙しい中お立ち寄り、お買い上げ下さった皆様、
どうもありがとうございました。
出店を始めてから、約半年が経ちました。
毎回反省しつつ、でも気にしすきず、
いやいや仕入れのほうこそ反省が多いかもしれない、と思ったり。
そんな中、布や古いものを選んでいって下さる方がいるということは、
何よりも励みになりました。
一度でもお立ち寄り下さった皆様、
改めまして、どうもありがとうございました。
教草でほぼ毎回用意してきたのは、
一見何の特徴もない、白い無地の麻布でした。
糸が手で作られている(手績み)とか、
日本で麻は、木綿よりずっとずっと長い歴史があるとか、
素材はリネン(亜麻)とは違い、苧麻(ちょま)か大麻(ヘンプ)だとか、
よくぞそんな怪しい説明をいきなり聞いて、選んで行って下さったと、
有り難く思っています。
今頃、後悔していらっしゃいませんか?
大丈夫でしょうか?
例えば、骨董市などで見つけることのできる、藍色の木綿布。
日本の布を代表しているような存在です。
それは手紡ぎ糸の、本藍染であればなお良し。
そして大袈裟にも聞こえますが、
私は麻布(白の晒布)も、日本の染織品を代表する一枚だと教わりました。
そしてごく簡単に言えば、
それは手績みの、自然の晒しによる白であれば、なお良し。
後悔どころか、得意になってください。
何でもない布は、何でもなくありません。
手をかけて作られ、織り上げられた、
巷の紡績糸製品の本家本元?、ご先祖様です。
もちろん、これからも麻の晒布以外に、様々な素材の、日本の染織品を並べていきたいと思っています。
年内最後の出店は、28(日)乃木神社骨董蚤の市 、9時から16時までの開催です。
どうぞよろしくお願いいたします。
〈乃木神社骨董蚤の市へのアクセス〉
千代田線「乃木坂」駅1番出口すぐ(目の前)。
日比谷線・大江戸線「六本木」駅徒歩約8分。
半蔵門線・銀座線・大江戸線「青山一丁目」駅徒歩約8分。
先週末、青山ウィークリーアンティークマーケットで
教草にお立ち寄り、お買い上げ下さいました皆様、
どうもありがとうございました。
初めて参加することでの不安もありましたが、
会場の明るく清々しい雰囲気の中、
沢山の初めましてのお客様と、楽しくお会いすることができました。
野菜と食事を見てまわれなかったのが、少々心残りです。
同業の先輩方には心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
(次回、青山には1月10日出店します。)
更新が遅くなりましたが、今週も新しく古布と古裂が入っています。
よくわからないものも多く、手入れと調べものが終わりません。
麻布(藍染の大麻布のれんなど、様々)や、打敷の裏地木綿、
素材や染め色の面白い衣類、などなどが入っています。
江戸期の古裂は、風が強くない日に持っていきます。
創作に活かしやすそうな古布は、見つかった分、持っていく予定です。
12月21日(日) 大江戸骨董市 有楽町国際フォーラムでお待ちしています。
お時間ございましたら、是非お早めにお立ち寄り下さい。
7日の大江戸骨董市へお立ち寄り、お買い上げ下さった皆様、
どうもありがとうございました。
引き取られていった布たちが、眺められ、もしくは形を変えて、
それぞれに楽しまれていくことができると思うと、
とても嬉しい限りです。
力不足なこともありますが、少しでも多くの面白いもの、
大切にしたいと感じられるものを見つけていきたいと思います。
さて、次回は青山のファーマーズマーケットの敷地横で開催中の、
青山ウィークリーアンティークマーケットに出店します。
日本の布(麻布などなど)、外国布のハギレ、道具類を並べます。
場所柄をわきまえ、雑貨店風…の予定です。
13日土曜日、子供の城側のスペースにて、10~16時の開催です。
どうぞ良い週末をお過ごし下さい。
明日7(日)の 大江戸骨董市は、
布9.5割の品揃えで並べます。
白や生成の布、素材様々に、前回より増やしました。
藍や黒地など、その他色々でお待ちしています。
有楽町国際フォーラムにて、9:00-16:00の開催です。
お時間ございましたら、どうぞお立ち寄り下さい。
酉の市 へ行ってきました。
とはいえ、トリノイチを知ったのはつい数年前のこと。
某民俗資料館で、大量の熊手を見てから知りました。世間知らずです。
未だに意味合いも理解できていません。。
一番ご近所である、目黒の大鳥神社は、
沢山の老若男女と、子供たちで溢れてぎゅうぎゅうになっていました。
新調したのは、やはりギラギラの小判や鯛付きではなくて、
神社の鎮かな開運御守熊手(熊手守り)です。
これからの一年も、どうぞよろしくお願いします。
先日、染織家中野みどりさんの展示会「紬の会」へお邪魔してきました。
手紬糸・座操糸を中心に、
幾種もの植物染めをなさった、先染めの糸で織り上げられた着尺・帯地・ストールと、
小川郁子さんによる江戸切子の帯留め、の取り合わせを拝見してきました。
私が中野みどりさんの紬織物を見て、
身体に当ててみて感じることは、表題の通りです。
と、和装や織のことを、よく解ってもいない身分で言っています。
残念ながらご紹介が遅くなってしまい、会期は11月19日までで終了です。
少しでもご興味を持たれた方は、
中野みどりさんの紬塾ブログを、どうぞご覧ください。
※この糸は以前、中野みどりさんの工房で、素人の教草が巻いたものです。
7(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
13日(土)青山Weekly Antique Market 10:00-16:00
21(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
28(日) 乃木神社骨董蚤の市 9:00-16:00
◎12月は、毎月第4日曜日に開催されている乃木神社骨董蚤の市へ、
初めて出店させて頂きます。
長い歴史のあった乃木神社の市を、今年の7月に改めて再開(再生)された骨董蚤の市です。
会場では木々の緑と、神社の厳かな雰囲気に、古いものたちがお邪魔している様が魅力的です。
乃木神社を覗いた後は、六本木や麻布十番でお腹を満たすのは如何でしょうか。
私は温かいおでんやおうどんをおすすめします。
乃木神社骨董蚤の市へのアクセス
千代田線「乃木坂」駅1番出口すぐ(目の前)。
日比谷線・大江戸線「六本木」駅徒歩約8分。
半蔵門線・銀座線・大江戸線「青山一丁目」駅徒歩約8分。
◎出店を増やしました。
青山Weekly Antique Marketにも、初めて出店します。
毎週土曜日、青山国連大学前(子どもの城隣)広場にて開催されているマーケットです。
毎週末開催されている、ファーマーズマーケットのお隣での開催です。
彩り豊かな「食」の素材とともに。
教草からは何を持っていくか調整中です。
本年最後の1ヶ月です。
皆様にとって、より良いひと月となりますように。
あっという間に、しっかり寒くなってきました。
まだ紅葉しきっていないと、のんびり構えていると、
あれ、もしや……という間に、冬になっていくような気がします。
寒さに備え、今日はカイロを買ってきました(出店用)。
神無月(かんなづき)は旧暦の10月、西暦の11月22日~12月21日。
名前の由来は諸説あるそうですが、神を祀る月であることから「神の月」という意味で呼ばれるようになったともいわれています。(他にも色々あるようです、本当に。)
年々厳しくなるように感じる、真冬の寒さはとても苦手ですが、
冷え込むこの季節、木々や陽射しの暖かい色には、
その時々で懐かしいような、初めてのような、独特の感覚を覚えます。
今年、近所のイチョウが真っ黄色になるのは、いつ頃でしょう。
風邪などひきませぬようお気をつけ下さい。
11月の出店予定です。
2(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
9(日) 西荻骨董好きまつり 9:30-17:00
16(日) 大江戸骨董市 9:00-16:00
西荻骨董好きまつりは、築80年の木造建物、井荻会館で年2回開かれています。
室内は勿論、敷地の入り口の雰囲気も良い感じです。
駅から会場までの道に沿って、色々なお店にも立ち寄ることができます。
普段は古いものを見たりしない、、というご友人にも、声をかけてみてください。
(教草は9日曜日のみの参加です。)
◎屋内のため、雨天でも開催します。
秋が深まるにつれ、様々なジャンルでのイベントや展示会が各地で開催されています。
私もマニアックな催しを訪れるのを、楽しみに計画中です。
背高く延びた野生の草で、草木染めをしてきました。(「セイタカアワダチソウ」)
植物染めは、勿論どなたの自宅でもできます。
が、生命力溢れる野生の草々で染める機会があったため、参加してきました。
染料用の草は裏山で採取したのですが、途中の道で、
日本の染織界にも登場する植物いくつかが、自生している姿を見ることが出来ました。
「葛(クズ)」このように地面を這っている、やや太いものが糸の素材に適するそう。
(ただし糸づくりはそう簡単なものではありません、おそらく。)
「薮苧麻(ヤブマオ)」イラクサ科
「苧麻(チョマ、カラムシ)」イラクサ科
注:山に自生している状態のため、交配もしているそうです。
「赤苧(アカソ)」も教わったのですが、写真に失敗しました。。
数時間とはいえ、植物に囲まれた場所で、ゆっくり滞在できて良かったです。
主催された方は、本当に美しい糸や布を作ることのできる方です。(←気になった方はお声がけください)
以上、またしても古物とは関係のないご報告でした。
今週は、物件探しやいつもの仕入れに加え、
骨董店や、先輩方の展示会などへ行ってきました。
写真はかりんの木です(某国立博物館の敷地内で)。
かりんと言えば、湘南に住んだ頃、よく通ったギャラリーを思い出します。
鬱蒼とした庭にかりんの木があって、黄色く熟したのをもらったりしました。
他にも色々な記憶がありますが、自分にとって居心地の良い空間で、
なんだか理想以上の場所でした。
ものや人との出会いをはじめ、元気をくれた小さな出来事は、
ふとした時に思い出されて、また心強いような、心地良いような感覚を思い出せてくれます。
私にとって、お店やギャラリーというのは、そういうものをもらえる大切な場所です。
、、というわけで、この秋も相変わらず様々な方にお世話になっています。
10月5日(日)、26(日)大江戸骨董市に出店します。
(5日は台風のため、中止となりました。)
有楽町国際フォーラムで、9時~16時の開催です。
麻の晒布や、木綿のBOROを多めに持っていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ものたち 食器類、道具類を更新しました。
今度の出店(21日)には、こちらへ更新した以外にも、食器類が多くなりそうです。
(多いと言っても、1番多いのはどうしたって布たちです。。)
そのほかハギレ、絹もの、素材、など、当日の天候次第で調整させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
(棗)
(茶碗)● Sold
(行灯皿)● Sold
残暑御見舞い申し上げます。
先月より続く猛暑の日々、皆様如何お過ごしでしょうか。
かんかんに晴れた日は、出歩くのが特に億劫にもなりますが、
そんな時に感じる風や木陰の心地よさこそが、なんとも夏らしいような気がしています。
今年は食欲が全く衰えず、ガラスの器や骨董の陶磁器で、
薬味たっぷりの食事や、冷たい抹茶を楽しんでいます。
少々食べ過ぎです。
すっかり更新が遅れました。
8月最初の大江戸骨董市、猛暑の最中お立ち寄り下さった皆様、本当にありがとうございました。
次回は9月に、代々木公園(27土)又は大江戸骨董市(21日)へ出店予定です。
絹や紬、茶道具も少し持っていきます。(いつもの麻に加え、古書も持っていければと。)
日程と詳細はまた更新します。
引き続き、良い夏の日々をお過ごし下さい。