1/11(水)~17(火)
「繕いの古布」松屋銀座7F デザインコレクション・イベントスペース
10:00~20:00 (最終日1/17は17時終了)
第730回デザインギャラリー1953企画展「繕う 漆繕い・焼継ぎ・鎹繕い」に連動し、
会場横のデザインコレクションにて、「繕いの古布」の展示販売をいたします。
教草は1/11(水)~15(日)在店予定です。
糸1本を手で作るところから始まる、古い時代の染織品に触れていると、
良質なものには品があるという言葉を、曖昧ながらも実感します。
昨年の11月頃、器の金継ぎ繕い展示会に関する販売を。とお声がけ頂き、
この度こうして出店させて頂ける運びとなりました。
決して長い準備期間を持った訳ではありませんが、
特に美しいもの、を数点。
お買得なもの、も数点。
襤褸もほんの数点。
できる限り、色々な繕いのある古布をご用意しました。
日本の古い裂や布の魅力を、様々に感じると共に、
現代のそこかしこにはなかなか見られない、
凛とした手仕事や素材の美しさ、
古いもの特有の、長い時が刻まれた様子を、
お楽しみ頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
※デザインギャラリー1953では、
佐久間年春氏による漆繕い・焼繕い・鎹繕いの器の展示会
「繕う」
を開催中です。
展示会では、作品の販売はいたしておりません。
HPより、以下抜粋。
古来より、日本人は、欠けた器に繕いを施し、そこに特別な美を見出してきました。
例えば、本阿弥光悦の赤楽茶碗「雪峰」や古田織部の井戸茶碗「十文字」など、割れや欠けを繕うことで、新たな美を見出すとともに、新たな価値をも生み出しました。 陶磁器を繕う技法は、漆繕い(金継ぎ、銀継ぎなど)、焼継ぎ、鎹繕い、などさまざまなものがあります。 本展では、日本人の独特の美意識とも捉えられる「繕い」に眼を向けようと思います。 さまざまな技法で繕い、継がれたものの奥深い美しさにご注目ください。
展覧会担当 川上元美からのメッセージ
陶磁器の繕いは、茶の湯が生まれた室町時代に遡る。欠けや綻びを修理することで、独特の美や価値観を生み、さまざまな繕いの技法が生まれた。金継ぎは、現代人にも馴染み深いが、本展では、漆繕い・焼継ぎ・鎹繕いなども紹介する。日本人が持つ美への眼差しを2017年の年始にご高覧いただきたい。
展覧会概略
タイトル:第730回デザインギャラリー1953企画展「繕う 漆繕い・焼継ぎ・鎹繕い」
会期:2016年12月27日(火)〜2017年1月23日(月)
午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場・入場無料
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
展示・監修:佐久間年春
協力:雨宮秀也、小澤實、黒田泰蔵、bar cafca、福田義竜、山口信博(敬称略)
展覧会担当:川上元美