変わったもののご紹介です。
相撲力士の名を、文様に散らした江戸期の型染め。
(おそらく、藍の浸し染めによる両面染め。)
一部調べてみると、
荒馬、竹破、雲龍、境川、源氏山……は、
嘉永や安政までには、既にあった力士名でした。
手拭いか浴衣地の一部だったかもしれません。
相撲も歌舞伎と同じく、
江戸時代には庶民の娯楽となった文化のひとつ。
なかなか渋い この型染めのデザインにも、野暮ったさとは離れた、
粋で気張った雰囲気を感じます。
シミや小さな穴、折り山のヤケ、ミミにヤブレもございます。
綿はとても柔らかな風合いで、
染めは薄くなっているところも多々ありますが、色はとても綺麗です。
手紡ぎ木綿、江戸(幕末)
幅 約33cm
長さ 約60cm
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