年内の大江戸骨董市in有楽町国際フォーラムが終了しました。
お忙しい中お立ち寄り、お買い上げ下さった皆様、
どうもありがとうございました。
出店を始めてから、約半年が経ちました。
毎回反省しつつ、でも気にしすきず、
いやいや仕入れのほうこそ反省が多いかもしれない、と思ったり。
そんな中、布や古いものを選んでいって下さる方がいるということは、
何よりも励みになりました。
一度でもお立ち寄り下さった皆様、
改めまして、どうもありがとうございました。
教草でほぼ毎回用意してきたのは、
一見何の特徴もない、白い無地の麻布でした。
糸が手で作られている(手績み)とか、
日本で麻は、木綿よりずっとずっと長い歴史があるとか、
素材はリネン(亜麻)とは違い、苧麻(ちょま)か大麻(ヘンプ)だとか、
よくぞそんな怪しい説明をいきなり聞いて、選んで行って下さったと、
有り難く思っています。
今頃、後悔していらっしゃいませんか?
大丈夫でしょうか?
例えば、骨董市などで見つけることのできる、藍色の木綿布。
日本の布を代表しているような存在です。
それは手紡ぎ糸の、本藍染であればなお良し。
そして大袈裟にも聞こえますが、
私は麻布(白の晒布)も、日本の染織品を代表する一枚だと教わりました。
そしてごく簡単に言えば、
それは手績みの、自然の晒しによる白であれば、なお良し。
後悔どころか、得意になってください。
何でもない布は、何でもなくありません。
手をかけて作られ、織り上げられた、
巷の紡績糸製品の本家本元?、ご先祖様です。
もちろん、これからも麻の晒布以外に、様々な素材の、日本の染織品を並べていきたいと思っています。
年内最後の出店は、28(日)乃木神社骨董蚤の市 、9時から16時までの開催です。
どうぞよろしくお願いいたします。
〈乃木神社骨董蚤の市へのアクセス〉
千代田線「乃木坂」駅1番出口すぐ(目の前)。
日比谷線・大江戸線「六本木」駅徒歩約8分。
半蔵門線・銀座線・大江戸線「青山一丁目」駅徒歩約8分。