次の出店は11/28(土)青山 Weekly Antique Market(10:00-16:00)です。
次の出店まで少し日があいてしまうので、今週は
いつも出店準備を殺気立って行う度、
ごちゃ混ぜになってしまう在庫の山々を、全体的に整理しています。
ハギレ、ほどきかけの着物、正体不明の布。
良いものだけれど貰い手が見つからず、奥底へと仕舞われた布。
これはこうしよう、こっちはああしなきゃ……といつも思っている布。
そして値段の付けにくい小さなハギレほど、手間がかかってしまう。
家具や道具やさんは勿論、古いものは洗ったり直したり、
布屋も糸を取ったり、綿を取ったり、アイロンしたり。
こんなことしていても……。という気分に何度も襲われながら、
これで成果が出たらいいなと信じて、少し開き直ってみるしかありません。
そしてもうひとつずっと先送りにしているのは、染織の勉強。
近頃全く不勉強です。
講演を一件だけ聴いてきました。
膨大な量を、長年真摯にみてこられた方。(講演後、一部の人々が資料に見入る図。)
凄く勉強になりましたが、早く復習活用しないといけません。
色々な催しや展示会に行くのを逃しながら、
目先の売上や仕入ればかりを気にしているような日々。
ひとつ仕入れたら、ひとつ調べなさいと言われたことを実践していません。
尊敬できる方々は、色々見たり聞いたり調べていて、
思い込みを押し付けず、分かっていることを少しずつ教えてくれます。
一見地味なものの面白さを伝えるのは、楽しくもあり、難しいです。
ガシガシ使える布や、まず雰囲気の良い布、も大変魅力的なのですが、
手仕事や文化が詰まった、特別な一枚一枚の魅力も、
正しく汲み取れるようになりたいものです。
秋らしく色づいた桜の木々の下を歩くと、桜の香りがする……
そういう季節の感覚に浮かれすぎなのでしょうか。
教えてくださる方々の傍にいられる内に、もう少しは早く早く精進します。