青山での出店時に、お客様から教えて頂いた、
キルトフェスティバルへ行ってきました。
開催については存じ上げていたのですが、
不勉強で今まで行ったことがありませんでした。。
最終日にも関わらず、広い会場は沢山の人で賑わっていました。
気になったのは、藍色木綿の濃淡や、型染、ちりめんや絹の古布などを活かして作った、
抽象画のような、日本の古布のキルト群です。
丹念に長い時間をかけ、丁寧に作られた存在は、
静かであったり、楽しげであったりする一方、
物凄いエネルギーが潜んでいるようで、圧倒されました。
古布は、そのまま飾る、仕立てる、繕う、仕舞っておいて時折眺める、
もしくは、創作や研究の資料としてなど、
人それぞれの楽しみや向き合い方があると思います。
何かに作り変えることで、それまでの状態は失われる訳ですが、
力が込められた大作の一部になれた小さな裂は、
これからも長く、大切にしてもらえるに違いありません。
というわけで、
人を魅了する力のある布を、
いつも見つけられるようになりたい、と思う日々のことでした。