明日7日は、日中曇りの予報。
青山ウィークリーアンティークマーケットは(雨天の時でも)開催します。
最近は布ばかりを並べていたので、
明日は食器や道具類も持っていく予定です。
写真は色が上手く撮れていませんが、、縞文様の芭蕉布。
柳宗悦は著書『芭蕉布物語』(1943年)の中で、
「今時こんな美しい布はめったにないのです。
いつみてもこの布ばかりは本物です。
その美しさの由来を訪ねると理の当然であって、
どうしても美しくならざるを得ない事情にあるのだとさえ云えるのです。」
と記しています。
戦前の琉球を訪れた宗悦は、民衆が民衆のための布を、
その土地で取れる素材から、日々織り続ける姿を見ました。
それは宗悦が唱えた民芸美論そのもののありようでした。
縞文様はただ単純なようでいて、宗悦が心動かされた健全な美は、
この中にこそあったのかもしれません。
いきなり民芸の話にまで飛んでしまいましたが……
明日もどうぞよろしくお願いいたします。