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  • 2015.07.18.Sat

 
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江戸やその昔、龍は水を司る神として信仰されてきたといいます。

雨龍(あまりゅう)と呼ばれるツノのない龍は、

みずちとも呼ばれる、龍の幼生。

木陰や人気のない岩場を好むと伝えられてきたそうです。

 
型染めの文様に、多く登場する雨龍は、

農耕に欠かせない天からの雨を、古の人々が求めた時、

象徴として見出だされた神のかたち、

とも言えるかもしれません。

 

最近、小さなちいさなハギレに始まり、その後

運よく大きさも種類も豊富に、江戸や明治の型染め布を手にすることができました。

 
最初は染めや型の技術にばかり感心していましたが、

よくよく教われば、気付くことすらできなかった

かたちや意味が現れてきました。

 
文様の意味や名前というものは、果てのない分野に思えていましたが、

こうしてひとつふたつと辿っていくのは、やはり楽しいものです。

 
日本にあった、沢山の言葉(文様)から、

日本にあった粋や祈りの文化が少しずつ見えてきました。
 

それが何だと笑われるかもしれませんが、

目に見えるもの、見えないもの、

それらを完結したかたち(型/文様)にした繊細な感性や創る力は、

凡人ひとりでは想像しえない世界まで、我々に見せてくれるような気がします。

 

ご興味のある方、まずは見に来てみてください。

明日19日の有楽町にもいくつか持っていきまーす。

(教草もまだまだ入口です、どうぞお手柔らかに……)

 

※参考文献「江戸文様こよみ」熊谷博人著 (2015/朝日新聞出版)