1月の終わり、公園の桜の枝に、蕾が僅かに膨らむ様子を見て、
今なら、と思って枝を煮出してみました。
染液には、言葉に形容することのできない、濃い色彩が出てきてくれました。(写真なし、、)
媒染液も使わず、染液でただ数回煮ただけですが、
手績みの麻布に、淡く桜の花弁の色が移ってくれました。
こんなに乱雑な染めでは、きっとすぐに退色してしまうことと思いますが、これを行うことで、気持ちがほんのひととき満たされました。
今年はもう一度きりで逃してしまいました。
来年、もう少し丁寧にできるのをたのしみにしています。